学会長挨拶
第70回全国大会を終えて
一般社団法人日本理科教育学会 会員各位
会員の皆様には、平素より学会活動にご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ご承知の通り、コロナ禍により本年度の全国大会(岡山大会)は遠隔開催とさせていただきました。このような難局に無事開催まで辿り着けましたのは、岡山大学を中心とする実行委員会(藤井浩樹委員長)の皆さまのお陰でございます。重ねて、心より御礼申し上げます。
さて、岡山大会では、発表件数は例年と比べ、10%程度の減少にとどまり、開催期間中の遠隔動画配信の視聴者約200名越え、ライブイベントにつきましても申し込み上限のご参加をいただきました。このような会員の皆様の理科教育研究・実践への厚き思いには、とても勇気付けられたところでございます。ありがとうございました。
ところで、遠隔開催ゆえの利点もまた発見できました。会員の皆様より、参加しやすいとのご意見もいただいております。また、全国の評議員の方々にご参集をお願いしております評議員会についても、例年よりも約20名程度多いご参加をいただきました。日頃、ご多忙のために、ご参加いただけなかった方にも出席の機会が広がったものといえます。こうしたことから、アフター・コロナにも備えつつ、今後の学会会議・企画等についても、オンラインによる遠隔参加方式を積極的に取り入れる方向で検討しているところです。例えば、すでに告知済みでございますが、若手育成タスクフォース主催の「若手研究オンラインセミナー」(2020年12月19日)を遠隔で開催いたします(https://www.facebook.com/669904456967287)。
今後も本学会の健全運営や会員サービスに誠心誠意尽力致す所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年9月11日
一般社団法人日本理科教育学会 会長 稲垣成哲